2018年2月12日月曜日

WSJT-X の周波数補正機能

WSJT-X で FT8 を受信しながら uBITX と FT-991 で聞き比べていると、
uBITX の周波数ズレが気になってきた。
低い周波数は問題ないが、周波数が上がるにつれ大きくなり
21MHz で約+80Hz ズレている。
(一応、FT-991 は正しい周波数との仮定です)
(CW/SSB で運用するだけなら気にならないかな?・・・)

WSJT-X には、アプリで周波数補正値を計算してくれる
"FreqCal"モードが実装されているので試して見ました。

リグとは、CAT接続が前提です。
まず、NHKなど中波放送の周波数を追加
例として、NHK大阪・第一 666kHz

F2 キー ---> Settings ---> Frequencies
リスト上でマウス右クリック ---> Insert


一応、Region 3 で・・・登録

その他の一般的な標準電波の周波数は、予め登録されています。

Mode を、"FreqCal"モードに切換え
画像・矢印部分は設定例

Measure をクリックするとログを開始。
この時、既に補正値がセットされていればリセットされ
素の状態で周波数ズレをログしていきます。

コンディションにも左右されるので、
今回は簡易的に、666kHz と 15MHz で計測。


リグによっては周波数変更直後しばらく不安定みたいなので、
周波数変更前に一旦 Stop して、変更後 Monitor クリックが良い様子です。
ログがクリーンに取れていないと、この後のステップでエラーします。
各周波数1分程度計測したら、再度Measure をクリックして終了。

次に、Tools ---> Solve for Calibration parameters をクリック。
一つ上の項目の、Excute frequency calibration cycle は計測時にクリックすると、
FreqCal に登録している周波数を順にすべて計測するのですが・・・
エラーになる事が多いので、お薦めしません。

上手くログが取れていれば、補正値が表示されます。

Apply をクリックして補正値をセット。
F2 キー ---> Settings ---> Frequencies で、確認。

エラーが出て補正出来ない場合
異なる周波数で計測してみるしかないようで・・・
最後に*が付いている結果はダメなようですが
ログの内容を見ても、何が悪いのか判らない場合があります。

ログは、File ---> Open log directory

fmt.all に記録されています。
メモ帳などでオープン

補正すると、
15MHz で、+64Hz前後ズレていたのが 1Hz以内に!

最終的に、uBITX に対しては
Slope = 4.4280ppm  Intercept = -2.37Hz の設定で
21MHzで、FT-991 に対して -6~7Hz のズレに収まりました。

20MHz の標準電波が受信出来ればもう少し追い込めるかもしれないが
今のところ受信出来ない。。。?

古いアナログのリグでも、CAT接続が可能であれば・・改善出来るので便利!
TS-480 も同じ要領で補正をかけて使用しています。


1 件のコメント:

  1. おしえて頂きありがとうございます、FT817NDで 5-10-15の電波でやらせてみましたが 時間帯が夕方で5MHz以外はエラー に 再び挑戦します ちなみに0.7XXPPMのずれと表示されました

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