2012年12月19日水曜日

昔の472kHzと言えば

来年、日本にも開放されるであろう MF BAND の 472kHz と言えば・・・・・
昔、海上保安庁の海岸局で使われていた周波数である事を思い出しました。

商船などが港に入/出港する際には決められた事項を通知する義務が有り、名古屋・四日市・清水では各港の管理組合へ、その他の港では海上保安庁へ通知します。
その為、名古屋・四日市・清水の管理組合は自前の海岸局を持ち、海上保安庁も主要な港に海岸局を設置していました。(港務通信海岸局)
その中で、神戸・田辺・函館・小樽・高知・新潟・伏木の海岸局が472kHzを使っていた。
他の海岸局はその他色々な周波数を使っていましたが、船舶側は一律480kHzで呼び出すのが御約束です。
当然、通信方式は(今は使われなくなった)電信でした。

当時の、”日本船舶無線電信局局名録”です。
もう42年前になります・・・・!




昭和45年、すえず丸とあります。

すえず丸無線局のコールサイン・プレート。
翌年の昭和46年に、海外へ売船となり・・・・
尾道のドッグで引継ぎを行ない、不要となった2点を記念として貰って今迄持っていた物。



参考までに、当時の港務通信海岸局のページ。

海上保安庁海岸局担当マップ。


あと・・・・
ついでの情報で、電報を扱う電電公社の中波海岸局リスト。


ただ、電報には中波海岸局をあまり使わず、銚子・長崎の短波無線局を使う事が多かったと記憶しています。

念のため断っておきますが、
これらの情報は、かなり昔に廃止された局の情報です。 今は在りません・・・・!

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