2013年10月29日火曜日

USB SDR の28.8MHz水晶発振の換装

今のところコストパフォーマンス最強の USB SDR らしい”aitendo"のUSBワンセグチューナーですが、
最初から周波数がずれている中華品質と、結構な発熱の為の周波数変動が弱点のようです。

そこで究極の解決方法として、
28.8MHz TCXO換装キット”を分けて頂き、28.8MHz水晶からTCXOへ換装してみました。
(在庫が無くなって、頒布は終了されたようです。)


予想以上に小さいパーツです。
今までに半田付けしてきた物で、最強の手強さの予感!
(予感が当たりました!)





今回使った主な工具類、あと写っていないフラックス
上左の二つは、アルコールとはんだペースト


こて先は、この細さでも今回の用途にはまだ太いぐらい・・・・

老眼なので普段からこれを常用しています。

今までは、老眼鏡をしてコレを使えばバッチリだったのですが・・・・
今回はチョット厳しい状態でした。

換装スタート
オリジナルの水晶を外した状態、この後黒丸のCを2個取り去り、赤丸の2か所のパターンを削除します。
換装手順はサイトに詳しく説明されていますので安心です。
問題は、作業者の工作能力で・・・・・・・


一応出来上がったのですが ガーン、動作しません!
USBで認識しないので発振していないようです。
TCXOのVCC、OUTは事前に確認して問題無い(ショートしていない)ので・・・半田付けの不良か、壊してしまったのか・・・・?
オシロスコープで確認すると、やはり発振していませんでした。

気を取り直して、一旦外して最初からやり直す事にしました。
外したTCXOの裏のランドを見ると、ナント2か所半田がのっていません!
結構しつこく半田付けしたつもりでしたが、ガッカリです。
もう一度、該当箇所に予め半田を流して余分な半田は”はんだ吸取線”で吸っておきます。

再作業後の状態
VCCラインの取出しを変更しました。

別の角度から見た状態
0.3mmのワイヤーが太くみえます。
写真で見ると、仕上がりの汚さが際立っています!
もう限界なので、これ以上触るのは止めました。

ショートしていないか確認して接続、無事動作しました。
TCXOが壊れていなく良かった。

オリジナル水晶での周波数状況、補正していないとこんなにズレています。
いつもキャリアが出ている某鉄道無線で確認しています。

62ppm程度補正して表示と合いました。
このまま1時間放置しておくと、さらに数ppmずれます。

TCXOに換装後、補正なしでピッタリ合っています。

1時間ほど経過した状態、変化ありません。
さすがTCXOです。




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